現実逃避がやめられない問題
どうも、いわしです。
「自制心を育てる」と高らかに宣言したこの企画、実践2日目にして早くも正念場を迎えております。
昨日、仕事(研究)でちょっと理不尽なフィードバックを受けまして。その瞬間、私の脳内スイッチがカチッと入りました。
(自分の方が優秀なはず。こんなやつ相手にする価値なし!)
不満を感じるとついついこんな風に感じてしまう自分がいます。根拠のない自信に逃げ込み、気づけば虚無感に襲われる。
心が弱く、冷静さを失っている証拠なのはわかっています。でも、こう言い聞かせる事が、一瞬の安心を与えてくれるのです。言い訳ですよね笑
しかし、こんな「一瞬の安心」に頼っていては、真の自制心は育たない。今日はこの厄介な「言い訳癖」に、科学と戦略のメスを入れていきます。
なぜ私たちは「言い訳」して逃げるのか?
なぜ私は不満を感じると、即座に「言い訳」を始めてしまうのか?
いくつかの脳科学の本によれば、これは非常に原始的な脳の防衛反応らしいのです。
- 不満・ストレス発生: 脳の「扁桃体」が「危険!不快だ!」とアラートを鳴らしまくります。
- 理性の麻痺: 扁桃体が暴走すると、理性を司る「前頭前野」の働きが鈍くなります。冷静な判断ができなくなるわけですね。
- 手っ取り早い快感へ逃避: この「不快」から逃れるため、脳は最も簡単で即効性のある「快楽」を求めます。それが私の場合、「自分はすごいと思い込む現実逃避」だった、というわけです。
つまり、私の脳は「うわ、ストレス来た!ヤバい!とりあえず気持ちいい妄想で上書きしとけ!」と、かなり短絡的な判断を下していたわけです。
我ながら情けないですね。
「妄想」を観察せよ
では、どうすればいいか?
「妄想なんかするな!」と無理やり押さえつけるのは逆効果。禁止されると余計にやりたくなるのが人間です。
そこで私が試したのが、「メタ認知(客観視)」と「感情のラベリング」という戦略です。
実験心理学の研究によると、被験者に不快な写真を見せたとき、「これは怒りだ」「これは恐怖だ」と自分の感情を言葉でラベル付けするだけで、扁桃体の活動が実際に鎮まることがfMRIで確認されています(Lieberman et al., 2007)。
つまり、言葉にすることで「感情を眺める自分」をつくり出す——それが脳レベルの「ブレーキ」になっているんです。
これは実践できそうだと思いました。
たとえば、仕事で上司に厳しく注意されたとき、私たちはつい「ムカつく」「自分はダメだ」と反応してしまいます。
でも、その瞬間に「これは怒りだな」「これは恥の感情だ」と、少し冷静に“実況中継”する。
すると、不思議と頭の中のモヤが晴れていくんです。
この「ラベリング鬼ごっこ」を数分間続けたんです。
感情を力づくで抑え込むのではなく、冷静に観察し、分析し続ける。
それはまるで、敵の動きを読んで反撃を封じる「孫子の兵法」のようです。
感情は倒すものではなく、理解して弱めるもの——それが脳科学が示す新しい自制の形なのかもしれません。
結論
実践2日目。私が「自制心」を育てるために得た、今日の学びと行動プランはこちらです。
不満を感じて現実逃避しそうになったら、無理に止めようとせず、「逃避する自分を、もう一人の自分が冷静に実況中継する」こと。これが、感情の暴走を止める最も科学的で戦略的な一手です。
今日の「自制心」育成ドリル
- 「あ、言い訳始まったな」と気づく:不満を感じて都合の良い言い訳が始まったら、その瞬間に「今、逃避モードに入った」と客観的に気づく。
- 感情を「ラベリング」する:「お、今『上司むかつく』という “怒り” を感じてる」「だから『俺はすごいんだ』という “妄想” に逃げてるな」と、自分の感情や思考を冷静に言葉(ラベル)にする。
- 抵抗しても、それすら実況する:妄想をやめたくなくてもOK。「まだこの妄想に浸っていたい、と “抵抗” しているな」と、その抵抗すらラベリングする。
まだ2日目。
自制への道は、まず「己を知る」ことから。


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